ウクライナ発のアップサイクル ・ブランド
ウクライナの首都キエフ発のアップサイクル・バッグブランドです。
キエフの中心街にある自然豊かな、A.V.フォミン植物園のすぐ近くにアトリエを構えています。彼らが作るレザーリュックはウクライナらしい特徴を備えています。
ヴィンテージのレザージャケットをアップサイクル

ウクライナでは、最も暖かい8月でも平均気温は26度と、東京の6月くらいの気温です。寒さの厳しい冬では氷点下になることも多く、零下20度を下回ることもあると作家さんから伺いました。
そのためか、たくさんの人がレザージャケットを着ています。そのため、古くなったヴィンテージのレザージャケットは、ヴィンテージショップでも売れ残ったり、捨てられたりしてしまいます。
そこに目をつけたのがRemadeでした。ヴィンテージレザージャケットを解体して、新しいレザーリュックを作っています。
高い耐久性と防水性

Remadeの作るレザーリュックは、ヴィンテージレザージャケットをただ解体して作られているわけではありません。解体したレザージャケットに防水生地を貼り付けることで、レザー生地の耐久性、防水性を高めています。
すべてが一点もの

すべてが一点ものです。ヴィンテージレザージャケットを使用するため、似た色や模様のものがあっても、まったく同じものに出会うことは不可能です。一つひとつのバッグから、それぞれの異なったヴィンテージレザージャケットの経年変化の味わいを感じることができます。
これらのバッグは、2着のヴィンテージジャケットを組み合わせて、2つのリュックに仕立てられます。どこの生地を切り取り、どのようにリュックのパーツに配置するかを考えながら仕立てていきます。
ヴィンテージ生地を使うからこそ、大変手間がかかります。レザージャケットの解体、生地の補強、生地の配置など。それでも、その手間を惜しまずにリュックを丁寧に仕上げていきます。
REMADEのモデル紹介
アムステルダム

アムステルダムは、オーソドックスなデザインのリュックです。
昔ながらの慣れ親しんだデザインのリュックですが、ヴィンテージレザージャケットの生地を使うことで、他のリュックブランドにはない奥行きのある味わいが楽しめるリュックです。
コペンハーゲン

コペンハーゲンは、トレンドのロールトップリュックです。
ロールトップリュックは、一般的にはスポーティーなデザインのものが多いですが、Remadeが手掛けるコペンハーゲンはミニマルデザインです。普段使いだけでなく、ビジネスシーンでも活躍できそうなリュックですね。
トーキョー

私たちが住む日本の首都「東京」の名前がつけられたリュックです。
前面にジッパー付きのポケットがあり、両サイドにもポケットがあります。また、高さを二段階に変えることができるようにデザインされています。
Remadeの中でも最も収納力があり、普段使いや旅行にも役立ちそうなリュックです。

夫婦で切り盛りするアップサイクル・ブランド

リュックの製作やデザインは、AnnaさんとOlegさんのご夫婦お二人でされています。お二人はとても仲が良く、私が訪問したときにはAnnaさんは妊娠されていました。次に訪問する際には、赤ちゃんにもお会いできそうです。
さいごに
アトリエへ訪問したとき、私は待ち合わせの時刻より15分ほど早く到着していました。アトリエの入り口の前にあるベンチで約束の時刻までゆっくり待とうと思っていたところ、Olegさんが「Yusuke?」と声をかけて下さりました。